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大川周明著「日本2600年史」 その3

  18, 2019 08:52
皇道

第二章 日本民族及び日本国家

・万世一系の天皇の意味
「・・・宗教とは、自己の生命の本源を認識して、之を敬愛し之を随順することは、最も根本的なる宗教である。而して吾らは、父母より溯りて一家の祖先に及び、之を一層高い生命の本源として崇拝する。多くの家族が結合して部族を形成すれば、諸家族の共同祖先たる部続神が、各家族の祖先よりも一層高位の神として崇拝される。次いで多くの部族が一個の国家に統一せらるるに及び、部族全体の祖先が、国祖として国民崇拝の対象となる。しかるに多くの国家にありては、内外幾多の原因によりて、建国当初の国家的生命が、中断または断滅した為に、国祖に対する宗教的関係も、自ら消滅せざろうえなかった。それらの国々に於いては、国家の生命の根源たる国祖を認めず直ちに宇宙全体の本源たる神を天父として仰いでいる。唯だ吾国に於いては建国このかた今日に至るまで、国家の歴史的進化、一貫相続して中絶せざりしのみならず、国祖の直系連綿として国家に君臨し給うが故に、国民の天皇に対する関係は、今日なお、鮮明に宗教的である。それ故に日本国民の天皇に対する関係は、その本質に於いて父母に対する子女の関係と同一である。子女が父母に対して正しき関係を実現することが、取りも直さず考である。同様に日本国民が、天皇に対して正しき関係を実現することが忠である。さればこそ吾国に於いては、古より忠孝一本といわれている。そは日本の天皇は、家族の父、部族の族長が共同生活体の自然の発達に伴いて国家の君主となり、以て今日に及べるが故である。即ち日本に於いては、国祖に於いて国家的生命の本源を認め、国祖の直系であり、かつ国祖の精神を如実に現在まで護持し給う天皇を、神として仰ぎ奉るのである。吾らは永遠無窮に一系連綿の天皇を奉じ、仁未来際この国土に拠り、祖先の志業を継承して歩々之を遂行し、吾が国体をしていやが上に光輝あるものたれしめばならぬ。・・・」



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